お口の臭いが気になる〜口臭の原因とは?〜
[2024.03.15]
お口の中が臭い…とお悩みの方は多いことでしょう。
実際に口臭に悩む人は年々、増加しています。
口臭はどうして発生するのか、何か対策は出来ないのか気になりますよね。
そこで、今回は口臭の原因と自分でもできる対策、歯科医院で行う対策について、2回に分けて詳しく紹介していきます。
1回目の今回は口臭の原因についてお伝えさせていただきます。
この記事を読めば、口臭をピタッと抑えられること間違いなしですよ!
口臭の原因
まずは口臭がどうして発生するのかについて、詳しく紹介していきます。
①唾液の減少
②舌苔の発生
③歯周病菌の発生
④血液中の成分の匂い(食べ物等)
⑤体の病気
この5つが口臭の主な原因になります。
1つづつ詳しくお伝えしますね。
唾液の減少
口臭の原因として、まず唾液分泌の減少が挙げられます。
唾液には口内を洗浄する作用があり、食事をしたり会話することで唾液腺から唾液が分泌されます。
しかし、朝起きた時やホルモンバランスが減少している時など、唾液の分泌が減少していると、口の中が乾燥し、タンパク質を分解する細菌が増えるため、口臭が発生してしまいます。
舌苔の発生
口臭の最大の原因と言われているのが舌苔です。
舌苔とは、舌に付着したコケのような汚れのことで、この舌苔が口臭を発生させる元となっています。
歯磨きの際に舌苔を除去せずに付着したままだと、口臭が発生してしまいます。
舌苔は特に体調不良時や胃腸の病気を患っている時に舌苔が付着しやすいです。
歯周病菌の発生
歯周病によって発生した大量の細菌やタンパク質の塊も口臭の原因となります。
口内で炎症が起こっているため、タンパク質が細菌に分解されてしまい、口臭が発生する仕組みとなっています。
血液中の成分が臭っている
血液中に流れる成分が肺を通して臭っている場合もあります。
それはニオイの強い食事、飲酒のあとや、お腹が空いているとき、疲れたときなどです。
ニオイの強い食材や料理を食べた後やお酒を飲んだ後は、体内で消化吸収された後で血液中に浸透したニオイ成分が、肺を通して口臭として発生しています。
また、お腹が空いている時や疲れている時も、体内に肝臓がエネルギーを供給するために、ケトン体を作り血液中に放ちます。
ケトン体が増加すると、ニオイのするガスに変換されて、肺から放出されるために口臭の原因となります。
病気が原因となことも
耳鼻咽喉系の病気である扁桃腺炎、慢性鼻炎、副鼻腔炎(蓄膿症)などが発生していると、口内に臭いの元となる膿みが流れて口臭を発生させます。
胃液が食道に逆流する逆流性食道炎が原因で口臭が発生している場合もあります。
それ以外に、腎機能低下(アンモニア臭)、肝機能低下(アミン臭)、ガン(腐敗臭)、糖尿病(アセトン臭)などの病気にり患している場合も口臭が発生することがあります。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
原因を知ることでむやみやたらに口臭に対しての怖さがなくなったのではないでしょうか。
次回は口臭に対するご自身でのケア、歯科医院でのケアについてお伝えさせていただきます。
口臭で気になることがございましたら上野駅近くの東上野ホワイトデンタルへお越しください。