歯周病を引き起こす原因とは?
「歯周病は自分には関係のない病気だ」と思っていませんか?
おくちの中に不快感などの症状がない場合、自分には関係のない病気だと思ってしまいがちですが、誰にでも歯周病になる可能性は常にあります。
ここでは、歯周病を引き起こす原因について、紹介します。
歯周病は主に歯垢によって引き起こされる
歯周病にはさまざまな原因が考えられますが、主な原因は歯垢(プラーク)です。
おくちのなかの細菌の塊である歯垢について、簡単に紹介します。
歯垢(プラーク)とは
歯垢とは、おくちの中にいる細菌によって生成される、細菌の塊です。歯垢は食べかすだと思っている方も多いですが、食べかすは食べたものがそのままの状態でおくちの中に残っている状態をいいます。
食べかすが数時間残ったままになっていると、歯垢が発生してきます。また、歯垢は飲食をしていなくても発生するため「食事をしていないから安心」というわけではありません。
毎日丁寧なブラッシングで、しっかりと歯垢を落とすようにしましょう。
歯周病はさまざまな疾患と密接な関係にある
歯周病には、さまざまな全身疾患も関係してきます。歯周病が原因となる全身疾患も多くありますが、ここでは歯周病の原因となりうる疾患を紹介します。
糖尿病
歯周病だと糖尿病になりやすく、また糖尿病だと歯周病になりやすい、という傾向にあります。歯周病になると、血糖値を下げる働きのあるインスリンの作用を弱めてしまいます。その結果、血糖値が上昇するため、糖尿病を引き起こしたり進行させたりするリスクが高くなります。
糖尿病の改善をするには、糖尿病の治療と並行して歯周病の治療を行うと効果的、とされています。インスリンが効きにくい体質を改善することで、糖尿病の改善を目指します。
早産・低体重児出産
妊娠中は、ホルモンバランスの変化によって歯ぐきの炎症を起こしやすくなります。妊娠性歯肉炎といい、そのままにしておくと重度の歯周病を引き起こす可能性もあります。
妊娠中に重度の歯周病になると、子宮の収縮や拡張を促す物質が増えるため、早産や低体重児出産のリスクが高まるので、意識しておきましょう。
歯周病予防には、適切な歯垢除去が重要!
歯周病を引き起こさないようにするためには、しっかりとした歯垢・歯石の除去が重要になってきます。おうちでのお手入れ方法を見直したり、歯科医院での定期的なチェックをうけましょう。
歯周病の原因を除去して、健康なお口を手に入れましょう!
気になることがございましたら上野駅近くの東上野ホワイトデンタルまでお気軽にお問い合わせください。