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「歯周ポケットが深くなる」とよく聞くけれど、どういう意味なの?

[2024.06.07]
「歯周ポケットが深いと何がいけないの?」と疑問に思われる方もいらっしゃるかと思います。
 
歯周ポケットとはそもそもどのようなもので、何が原因で起こるのでしょうか。
 
ここでは、歯周ポケットが深くなることについて、紹介します。

歯周ポケットとは

そもそも、歯周ポケットとはどのようなものなのでしょうか。
 
歯の周り(歯と歯ぐきの境目)には、歯肉溝とよばれる溝が存在します。これは、健康な歯ぐきの状態でも同様です。
 
歯ぐきが健康な場合の歯肉溝は1〜2mmとされており、それ以上深くなると「歯周ポケット」と呼ばれます。
 
歯周ポケットとは、歯ぐきが炎症を起こして歯肉溝が深くなり、歯肉炎や歯周病を引き起こしている状態です。
 
炎症が大きくなり進行するほど、歯周ポケットは深くなっていきます。

歯周ポケットが深くなる原因とは

歯周ポケットが深くなる原因として、もっとも重要なのが「歯周病菌」です。
 
歯周病菌は、空気の少ない場所を好む嫌気性菌といわれています。
 
嫌気性菌は空気との接触を防ぐため、歯周ポケットの深い方へ進もうとします。
 
歯周ポケット内で増殖した歯周病菌はさらに炎症を起こし、歯周ポケットは更に深くなってしまうのです。

歯周ポケットを回復させることはできる?

一般的に、歯周ポケットの深さが3mm以下の場合は、正しいセルフケアを行うことで回復させることができるといわれています。
 
4mmを超えると、ご自身のケアのみでの回復は難しいため、歯科医院で適切な治療を受けるようにしましょう。
 
歯周ポケットを改善させるためには、歯周病治療をおこなっていきます。
 
方法としては、歯や歯ぐきの周りに溜まっている汚れを専門的に除去し、原因を取り除いていきます。
 
それだけで改善しない場合には、外科処置などをおすすめすることもあります。

歯周ポケットを深くさせないために

歯周ポケットは、日々のセルフケアや歯科医院での定期的なプロフェッショナルケアによってきちんとケアしておくことで、進行を防ぐことができます。
 
自宅でできることとしては、正しいブラッシングを行うこと・だらだらと糖分を摂取しないこと・禁煙することなどが挙げられます。
 
しかし、歯周病や歯周ポケットの進行はじわじわと進むため、なかなか気づきにくいものです。
 
定期的に歯科医院でチェックしてもらうことで、進行していないか知ることも、進行予防のひとつといえるでしょう。

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