お口のセルフケア方法 〜お家でできる歯周病・虫歯予防〜 (デンタルフロス編)
[2024.02.16]
皆さんはお口のケアはどのようにされていますか?
歯磨きをするだけでは、口の中の歯周病菌や虫歯の原因となる菌を減らすことが難しいです。
また、歯磨きの方法もきちんとしたものでなければ、歯周病や虫歯を増やしてしまうだけです。
そこで、今回はデンタルフロスの必要性と使用方法、よくある質問を紹介していきます。
この記事を読めば、自身でお口のケアを万全にすることが出来るようになりますよ!
フロスの必要性について
先日、患者さんから「フロスは物がはさまったときだけではなく、毎日使わなければなりませんか?」と質問を受けました。
あまり知られていないと思いますが、実は、歯みがきで歯ブラシだけを使用した場合はプラーク(歯垢)を50%程度しか除去できません。
フロスを併用することにより、やっと90%のプラークを除去することができます。
プラークは細菌の塊です。付着したままにすると、むし歯や歯周病を進行させてしまいます。
歯と歯の間はプラークが付きやすく、むし歯が多発する部分。毎日フロスを通して、しっかり掃除してくださいね。
フロスには糸のみのものや、ホルダータイプなど、様ざまな種類があります。
ご自身に合った使いやすいものを見つけて使用し、むし歯や歯周病を予防してください!
今回は糸のみのデンタルフロスの使用方法についてお伝えします。
デンタルフロスの使用方法
①指先からひじまでの長さにデンタルフロスを切ります。
②デンタルフロスを中指に数回巻きつけます。
③両手中指の間隔が10~15cmになるように長さを調節します。
④指の間を1-2㎝離すように調節しつつ、両手の親指と人差し指でつまみます。
⑤歯と歯の間にデンタルフロスを入れ、前後に数回優しく動かしながら歯茎の方へ引き下げます。
⑥歯茎付近でデンタルフロスをさらに前後へ動かすことで、歯と歯茎の境目の汚れを綺麗に清掃します。
⑦汚れが除去できましたら、前後に動かしながらゆっくりと歯の隙間からデンタルフロスを取り出してください。
注意点は力任せにデンタルフロスを歯茎の方へ入れないことです。力任せに行うと歯茎を傷つけてしまい出血してしまうことがあります。
Q&A
Q.デンタルフロスを使うと歯と歯のすき間が広がるってホント?
A.それは正しくありません。
プラークが歯石になるまでの時間が約72時間と言われています。
もしデンタルフロスを使っていないと歯と歯の隙間に溜まったプラークがどんどん歯石になってしまいます。
歯石が溜まることで歯周病になってしまうと、余計に歯と歯のすき間を広げることにつながってしまいます。
プラークが歯石になってしまう前にデンタルフロスで落とすようにしましょう。
デンタルフロスの使い方ででお悩みの方は、是非上野駅・御徒町駅徒歩4分の東上野ホワイトデンタルへお気軽にご相談ください。