新しい詰め物したのにしみるんです!〜詰め物や被せ物のセット後、注意しておきたいこと〜
詰め物や被せ物が入ったら、治療完了!と安心している方も多いかと思います。
しかし、きちんと治療していてもしばらく症状が出ることもありますし、気をつけていただきたいこともあります。
詰め物や被せ物をセットした後、どんなことに気を付けたらいいのか、どんな症状が起こりうるのかについて、お話します。
被せ物をセットした後、患者さまに気を付けていただきたいこと
待ちに待った被せ物のセット日、「これでやっと前みたいに食事が摂れる」と喜んでいただけると、私達としても大変嬉しいです。しかし、いくつか注意していただきたいことがあります。
被せ物をセットしてすぐに飲食しない
詰め物や被せ物をセットするときに使用するセメントは、完全に硬化するのに少し時間が必要です。一般的には30分あれば硬化していると考えられますが、お時間に余裕があるようでしたら、少し時間を置いてからのお食事をおすすめしています。
できれば柔らかい食事から慣らす
詰め物や被せ物をセットする際には、噛み合わせの調整をしっかり行います。しかし、実際のお食事での噛み方によっては、違和感や噛みにくさを感じる可能性もあります。できれば、いきなり硬いものを噛むのではなく、柔らかいものから少しずつ慣らしていきましょう。
被せ物セットの後、しみる症状がでることもある
歯がしみると「ちゃんとむし歯の治療ができていないのでは」と心配になる方もいらっしゃるかもしれません。しかし、問題なく治療をしていてもしみる症状がでることがあります。
そもそも歯がしみるのは、歯の神経が刺激を受けていることが原因です。詰め物や被せ物をセットすると、治療による刺激や温度による刺激を受けしみることがあります。
金属は他の素材に比べ熱伝導率が高いため、とくにしみる症状が出やすいです。しかし、この症状も1週間〜1か月程で落ち着くことがほとんどですので、安静にして様子をみましょう。あまりに症状が強い場合には、痛み止めなどを使用することもありますので、不安に思われましたらお気軽にご相談ください。
違和感があれば我慢せず受診を!
「詰め物や被せ物をセットしたら、治療は終了した」と思わずに、違和感や不快感がある場合には早めに相談するようにしましょう。馴染んでくることも多いですが、噛み合わせが高い場合など、調整が必要な場合もあります。
どんな症状でも、自己判断せずに歯科医院でチェックしてもらうことが大切です。「些細な事かも…」と我慢せず、お気軽に上野駅近くの東上野ホワイトデンタルへご相談くださいね。