小児歯科
子どもが虫歯にならないようにするにはどうすれば良いのでしょうか?
大切なお子様のために、台東区東上野・上野駅から徒歩4分の場所にある東上野ホワイトデンタルの小児歯科では、小さなお子様の歯を守りいつまでも健康に保つためのサポートをいたします。
虫歯に負けない強い歯を育てる
お子様の歯を守るために毎日の歯磨きはとても大切です。また、虫歯にならないよう歯科医院で定期検診を受けること、歯医者は怖い場所という認識を与えないことも親御さんの大切な役割です。子供のうちから健康な歯を育てておくことは、生涯を通じてお口を健康に保つための重要なミッションであると言えます。東上野ホワイトデンタルでは、お子様の歯を健康に育てるためのサポートをいたします。
乳歯の生える時期と永久歯に生え変わる時期
乳歯と永久歯の違い
乳歯は上下全て合わせて20本、永久歯は親知らずも含めると上下合わせて32本あります。
また、乳歯は白くて透明感がありますが、虫歯になりやすいのに比べて、永久歯は乳歯よりも全体的に黄色っぽく見えますが、より硬く耐久性のある歯となります。以下は乳歯が生える時期と永久歯に生え変わる時期の目安です。
乳歯が生える時期
生後6ヶ月から1年頃に最初の乳歯が生え始め、2~3歳頃には全ての乳歯が生え揃います。しかし、生え始めが早い子からゆっくりな子まで個人差があります。
永久歯に生え変わる時期
6歳頃に最初の永久歯が生え始めることが多く、12~13歳頃にはほとんどの永久歯が生え揃います。親知らずはそれよりも後の10代後半から20代前半頃に生えてきます。乳歯と同様、生え変わる時期には個人差があります。あまりにも生えてくるのが遅いなど心配な点がある場合はお気軽にご相談ください。
子供の成長に合わせた予防を
乳歯のうちから定期検診で予防
お口の中は成長とともに変化していきます。 乳歯は永久歯と比べて柔らかく、歯の質も永久歯より薄いため虫歯になりやすいのが特徴です。生後6ヶ月頃〜2歳頃までは、離乳食が始まり普通食に移行する時期のため、歯が生えたら歯磨きを始め、歯科医院で定期検診を受診することをおすすめします。 3歳以降では完全に普通食となり、虫歯のリスクが急激に上がるため、食習慣には注意する必要があります。親御さんによる毎日の仕上げ磨きを行うこと、虫歯と歯並びのチェックを行うために歯科医院での定期検診を受診することが重要です。
歯にとって大切な「永久歯に生え替わる時期」
最初の永久歯は6歳頃から生え始め、他の乳歯も次第に永久歯に生え変わっていきます。 この時期は食生活や生活リズムも多様となり、親御さんがお子様の生活を管理するのが難しい時期となります。磨き残しを放置するとすぐに虫歯や歯肉炎を引き起こすため、仕上げ磨きを欠かさず行うことが重要です。とは言え、仕上げ磨きを恥ずかしがる年頃でもあるため、定期的に歯科医院で検診を行うとともに、ブラッシングの指導も受けておく必要があります。
乳歯が虫歯になることで起きる弊害
乳歯の虫歯を放置することによる悪影響
「乳歯はいつか生え変わるから虫歯になっても大丈夫」「放置しておいても問題ない」と思っている人も少なくありません。 しかし、乳歯が虫歯になることによって起きる弊害はいくつもあります。 乳歯は永久歯と比べてエナメル質が薄いため、虫歯になりやすく進行するのも早いです。また、乳歯は痛みが出にくいため、気づいた時には虫歯が歯の神経まで進行しているということもあります。
永久歯が変色・変形してしまう
乳歯の虫歯が歯の神経まで進行してしまうと、歯の根の先に膿が溜まります。乳歯の根の下には永久歯が控えているため、膿が溜まることで発育中の永久歯まで虫歯になってしまう場合があります。さらに症状が進行すると、永久歯が変色または変形して生えてきてしまう可能性もあります。
噛み合わせや永久歯が生え変わる位置の異常
乳歯は永久歯が生え変わる際のガイドとしての役割を果たしています。乳歯が早期に失われると、隣接する歯がそのスペースに移動することがあり、これにより永久歯が正しい位置に生えてこないことがあります。その結果、生えてくる永久歯が綺麗に並べず、歯並びがガタガタになってしまう可能性があります。
永久歯も虫歯になりやすい
乳歯が虫歯になっている状態とは、お口の中に虫歯菌が存在しているということです。 また、虫歯菌はお口の中で増殖しています。生えたての永久歯は、まだ歯のエナメル質が薄く柔らかいため、虫歯になりやすい状態です。そのまま虫歯菌を放置しておくと永久歯も虫歯になるリスクは非常に高くなります。
虫歯を未然に防ぐ予防歯科
予防ケアで虫歯を防ぐ
虫歯になってしまった場合、できるだけ早期発見、早期治療をするのが大切です。しかし、何よりもまずは虫歯にならないように予防をする事が重要です。
お子様の虫歯予防のために大切なこと
- ホームケアとして行う毎日の歯磨き
- 適切な食事
- 歯科医院での定期的な検診
食事は決まった時間に食べ、食後はきちんと歯磨きをする事で、虫歯のリスクを減らす事ができます。お菓子はもちろん、ジュースや普段の食事を不規則に食べることが習慣化すると、お口の中で常に虫歯菌の餌となる糖分がある状態を作ってしまい、虫歯になるリスクを高めてしまします。 また、歯磨きや適切な食事などのホームケアだけでは限界があるため、定期的に歯科医院での検診を受けることをおすすめします。
定期検診で行うこと
- 虫歯・歯並びなどの異常の有無を確認
- 正しいブラッシングの指導
- フッ素塗布
- シーラント填塞
- 歯の清掃
定期的にお口の中の状態をチェックして、虫歯などを早期発見することができれば、最小限の治療で済む可能性が高まります。
シーラントとは?
歯につく汚れや細菌の除去で虫歯リスクを減らす
お子様の歯の中で虫歯になりやすい場所の一つとして、奥歯の噛み合わせ部分の溝が挙げられます。一番最初に生えてくる奥歯は6歳頃から生え始めます。この歯は永久歯のため、大人になってからもずっと使い続ける大事な歯です。一生使う歯を守るために、奥歯が生えてきたらフッ素が入った樹脂の一種であるシーラントを歯の溝に埋め、汚れや細菌の付着を防ぎます。
フッ素が含まれていることで、再石灰化作用を促進し歯を強くする働きもあります。
フッ素について
フッ素には大きく分けて、3つの働きがあります
歯の表面のエナメル質を強くする
フッ素がエナメル質と反応すると、より溶解しにくい性質に変化してエナメル質が酸による攻撃に対してより耐性を持つようになります。
歯の再石灰化で初期虫歯を修復できる
フッ素を塗って歯から溶け出したカルシウムやリンを補う歯の再石灰化を促すことで、虫歯の発症リスクを抑えられます。
抗菌作用で虫歯菌の働きを抑制できる
歯磨きで落としきれなかったお⼝の汚れに潜む細菌の活動を弱め、酸が作られるのを抑えます。
フッ素を塗る時期について
フッ素塗布は乳歯の前歯が生える1歳頃から受けることができます。
乳歯が生えたての時期にフッ素を塗っておく事で、歯が硬く強くなりやすいと言われています。
効果を持続させるために、永久歯が生えそろう15歳ごろまでは3ヶ月から半年に1回程度、定期的にフッ素塗布をすることをおすすめします。